つるりと結べ

 ふらふらと夏休みがくる、として、どこへでも行かなくては、ならぬというふうに、わたしたちは意識のなかでじっと眠りにつくとしても

 それは必ずや、大きな夢に、なるのだろうか。

 死をもっとくださいと

 笑うこともなく言い換えることで

 なにか、理屈たちのように、

 震えだした事故が

 明後日のほうに

もはや、見ることなきリズムの味を

甘い甘いと じっと下すのだと

 お前はついに、じっと呼ぶのだろう。

 その興奮のなか

 まだいいたりないイエス・キリストのご飯の

発音のように、

 実際のところすべての

 幸福といえる錯覚が

 まだ非行もなく、

 近づくこともなく 無数の七になって

 呟くということに

 

 ある災いのような目が輝く